濵田 隆介

年齢52歳
現住所鹿児島県錦江町
ワインとの出会い私が高校生の時に父がブドウを鹿児島で植栽を始めて「お前はぶどうをやってみないか?」と言われました。その父が19歳の時にクモ膜下出血で亡くなりそのままブドウ畑を受け継ぎ本格的に就農したのが24歳の時でした。就農する時にカリフォルニアワインのワイン王といわれる長澤鼎ワインを飲んで鹿児島の偉人がワインに挑戦した事を知り飲み始めたのが出会いです。
将来の計画花瀬ワイナリーの設立により鹿児島のワインができることによって鹿児島の美味しい一次産品、黒豚や黒牛、カンパチやヒラマサやブリ、ウナギなどまだまだ美味しい食材がありこれらと掛合せてここでしか出来ない商品を作り花瀬ワインで表現して行き独自性を出していきたい。ワインで地域活性化を考えていて耕作放棄地の解消や雇用の創出、農商工連携、6次産業化、農泊などで人口減を食い止めながら交流人口を活発にしていきたい。
現在の状態結婚をして子供が小学生の時に「お父さんの後を継ぎたい」と言ってくれた時にふと父の言葉が重なって感じました。その頃仕事に悩んでいて、人口も減っていくなかどうやって行ったら農業を続けられるだろうか?大変な仕事の農業は私で終わりにしてもいいじゃないか?とか考え、売上も上がらず上手く行かない自分がいましたが、息子の言葉でよし農業を続けようと思える自分が出来きました。そこで何がここで出来るか?持続可能な農業とは?と考え貫きワイナリーを設立して鹿児島にシビック・アグリカルチャーを作り地域活性化する事にたどり着きました。10年前位に第1回日本ワインシンポジュームが東京でありそこで玉村豊男さんの千曲川ワインバレー構想を聞いて感銘を受け鹿児島でもワインをすることを決意して帰郷しました。それから色んなワイナリーを訪問して大きなワイナリーではなく小さなワイナリーでも経営できることがわかりました。まずはワインブドウを植栽して委託醸造でワイン販売を5年ほどやりました。次いでワイン特区を錦江町に取得してもらいワイナリー設立を目指し令和4年11月に醸造免許取得する事が出来て現在に至ります。醸造技術は宮崎の香月ワインズの香月氏にワイン栽培や醸造技術を学び同時に宮崎の南九州大学で産官学連携により花瀬ワイン醸造や酵母の研究をしてもらいました。更にワインの向上を目指し昨年、広島の酒類総合研究所主催のワイン醸造研修を受けて、今年に千曲川ワインアカデミーの会員となり1年間ワイン学んでいきます。