Column[ 読みもの ]
スタッフブログ『アルカンヴィーニュの出来事』
2020年04月17日
樽の燻蒸
ワインと言えば、樽香…、なんて人もいるのではないでしょうか。樽熟成の期間は当然、樽の中はワインで満たされているわけですが、それ以外の期間、つまりワインを出した後、樽がどのような状態で管理されているのかご存知でしょうか。
ワイナリーによって多少管理の方法は変わってくるかと思いますが、恐らく共通の工程が硫黄燻蒸です。写真では分かりづらいのですが、ラムネのような形状の小さいペレットを樽の中に入れて燃やしてあげます。そうすることで樽の中で菌が増殖するのを防ぎ、綺麗な状態で次の使用に備えるのです。
アルカンヴィーニュでも自社製品の一部と委託醸造の一部で樽を使用しています。樽が不衛生の場合、オフフレーバーのリスクがグッと高まりますので、樽の洗浄・燻蒸は慎重に気を付けながらしている作業です。