Column[ 読みもの ]

玉村豊男ブログ『日本のワインのこれからを考える 2019』

2019年08月16日

日本のヤマブドウ

日本には、もともとヤマブドウがありました。ヨーロッパブドウの原生種で氷河期を生き延びたのは1種類(ヴィニフェラ種の祖先)だけ、と言いましたが、アジア東部地域の原生種には、ロシア・中国東北部・朝鮮半島な...

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2019年08月13日

川上交雑品種

日本の風土と気候の下で、なんとかワインになるブドウを育てたい。そう考えた川上善兵衛は、私財を投じて育種に取り組みました。みずからフランスから原書を取り寄せて勉強し、さまざまな品種を集めてかけ合わせなが...

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2019年08月09日

川上善兵衛

日本ワインの品種を増やしている原因は、アメリカ系品種とヴィニフェラ種、あるいはヤマブドウ品種との交配が、数多くおこなわれてきたことも関係しています。ヴィニフェラ種単独では雨や病気に弱いので、それらに強...

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2019年08月06日

日本ワインの多様な品種

明治の初期にヴィニフェラ種の定植がうまくいかず、その結果、より日本の気候で育てやすいデラウェア、ナイアガラ、コンコードなどのアメリカ系品種を導入した経緯が、その後の日本ワインの性格を決定づけていきまし...

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2019年08月03日

怠け者のブドウ

コンコードやナイアガラ、デラウェアなどのラブルスカ種(アメリカ系品種)は、雨が多く湿度も高いアメリカ東海岸に出自をもつため、極端な乾燥を好むヴィニフェラ種と比較すると病気に強いのが特徴です。また、収量...

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2019年07月31日

宣教師たち

ヨーロッパが「新大陸を発見」して世界に活動を拡大したとき、僻地にまで乗り込んでワインをつくろうとしたのは、キリスト教の宣教師たちです。彼らは世界中のあらゆる場所に行きましたが、どんな土地に住んだとして...

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2019年07月26日

初心者用ワイン

ラブルスカ系のブドウは病気に強く、収量も多いので、それまでワイン文化がなかった国や地域では、まずラブルスカ系のブドウを使ってワインをつくりはじめます。カリフォルニアでも、ニュージーランドでも、日本でも...

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2019年07月23日

ヴィニフェラ信仰

アメリカ系ブドウの「キツネ臭」が嫌いなのは、フランス人だけではありません。 西アジア・コーカサス地方から地中海沿岸地域に伝わり、キリスト教とローマ帝国を介してユーラシア大陸の西半分を覆ったワイン文化...

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2019年07月21日

フランス人の好み

コンコード、ナイアガラ、デラウェア……これらのラブルスカ系品種は、いうまでもなく「キツネ臭」がするのが特徴です。日本人の多くはこの香りが嫌いではなく、それどころか、ナイアガラのジュースなどは華やかな香...

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2019年07月17日

コンコード・ナイアガラ・デラウェア

コンコード、ナイアガラ、デラウェア……日本人には馴染のあるブドウの名前です。明治初年、フランスからヴィニフェラ種を輸入して根づかせるという政府が当初目論んでいた計画は、フィロキセラの流行だけでなく気候...

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