Column[ 読みもの ]

玉村豊男ブログ『日本のワインのこれからを考える 2019』

2019年06月19日

フィロキセラ

アメリカ東海岸へのヴィニフェラ種植栽が失敗したのは、北部における冬の低温や南部における夏の高温と多湿だけが障害ではなく、実はフィロキセラという虫がおもな原因であることが、後になって分かりました。フィロ...

>続きを読む

2019年06月14日

ヴィティス・ラブルスカ

北米大陸に移民したフランス人やスペイン人は、アメリカのヤマブドウでは彼らの口に合うワインができないので、本国からヴィニフェラ種の苗木を持ち込んで栽培しようとしました。が、17世紀から18世紀にかけて盛...

>続きを読む

2019年06月11日

アメリカブドウ

西アジアからヨーロッパにかけては、約1万年前の氷河期を生き延びた野生ブドウは1種類しかなく、それが7000年ほど前からアララット山麓で栽培されるようになり、唯一の栽培種「ヴィティス・ヴィニフェラ」とし...

>続きを読む

2019年06月07日

方舟の残骸

アララット山麓のどこかに「ノアの方舟」の残骸が埋まっている、という説は繰り返し唱えられ、数千年前の炭化した木片が見つかったとか、人工衛星が氷河の下の船影を撮影したとか、さまざまな報告がありますが、どこ...

>続きを読む

2019年06月04日

ワインこそ命のみなもと

聖書の編纂がはじまった紀元前5世紀から4世紀ごろ(いまから約2500~2400年前)には、すでにユダヤ人たちが住むシナイ半島でもヴィニフェラ種のブドウが栽培されていました。そして、自分たちが栽培してい...

>続きを読む

2019年05月31日

アララット山

アララット山の麓には、私も行ったことがあります。昔、マンズワインのPR誌に原稿を書いていたとき、「甲州ブドウのルーツを探して」というテーマの取材で出かけました。甲州ブドウはヴィニフェラ種の末裔ですから...

>続きを読む

2019年05月28日

ノアの方舟

ヨーロッパブドウの原産地とされる、カスピ海と黒海にはさまれた、アララット山の麓……といえば、旧約聖書(創世記)に出てくる「ノアの方舟」が漂着した場所と同じです。地球のすべてを覆い尽くす大洪水の中、ノア...

>続きを読む

2019年05月24日

ワインをつくるためのブドウ

野生ブドウが潰れて、その果汁が自然に発酵して酒になっていることを偶然発見した……のが「最初のワイン」だとしたら、その発見は1万年前、氷河期が終わって間もない頃ではないか、といわれています。「最初のワイ...

>続きを読む

2019年05月22日

世界最古のワイン生産国

ヨーロッパブドウが、たった1種類の「ブドウ属」から生まれた経緯は、これで分かりました。氷河期が終わって、温暖な気候が戻ってきたとき、他の多くの仲間たちは寒さで死に絶えたにもかかわらず、1種類の野生ブド...

>続きを読む

2019年05月17日

氷河期の生き残り

今日、私たちが知っているブドウという植物は、何千万年も前から地球上に存在していたブドウ属のうち、約1万年前の氷河期を生き延びたもの、ということになるわけですが、衝撃的なのは、それぞれの種群に属する「品...

>続きを読む