Column[ 読みもの ]

日本のワインのこれからを考える 2019

2016年04月14日

アカデミー第2期

4月11日に、千曲川ワインアカデミーの第2期生が全員集合しました。講義の開始は5月10日からですが、その前に集まってオリエンテーションをおこなったのです。

集合時間を実際の講義の開始時間に合わせて午前10時半にしたのは、同じ時間帯にそれぞれの交通手段で所要時間がどのくらいかかるか、シミュレーションをしてもらうためだったのですが、田中の駅から歩こうとして道に迷ったり、迷いはしないが時間がかかり過ぎて挫折したり、駅を下りてタクシーを拾おうと思ったらタクシーがなかったり、早くも田舎の洗礼を浴びた人たちもいたようです。田舎では、地図を見て歩けそうだと思っても想像以上に距離があり、また、田舎の駅ではいつもタクシーが待っているとは限りません。東京や大阪など都会から参加する人も多いので、ブドウ畑のある田園地帯の暮らしに慣れることからスタートです。

アカデミーがはじまったら、おいおいご紹介して行こうと思いますが、今回も個性的でユニークな経歴の志望者たちが集まりました。第2期生は、24名。そのうち6名が女性です。このあと農協(JAファーム)が募集する研修生も加わるので、受講者数は27名になる予定。千曲川ワインアカデミーからは、2年間で約50人の「ワイナリーオーナー予備軍」が誕生することになります。5年後には、そのうちのどのくらいが夢を実現しているか。10年後には、どうだろうか。ますます期待が膨らみます。

アルカンヴィーニュのホームページに、昨年後半、私は連日のようにブログを書きましたが、それが単行本になって、5月下旬に虹有社から出版されます。タイトルは、『ワインバレーを見渡して』。昨年のブログ終了後は、軽井沢と田中の「ワインポータル」など、関係者との交渉が進行中で書けないことも多かったので、しばらく休んでいましたが、本の刊行に合わせて再び情報の発信をはじめようかと考えています。