Column[ 読みもの ]

日本のワインのこれからを考える 2019

2019年06月28日

大人の絵本

先週から、見本として版元から送られてきた『ぼくのワインができるまで』を何冊か、ヴィラデストのショップに並べて反応を伺いました。常連のお客さんや仕事の打ち合わせで訪れた関係者に本を手に取ってもらうと、パラパラとページを繰って中を見てから、多くの人が「この絵は誰かに頼んで描いてもらったのですか?」と質問します。こんなマンガのようなイラストを、私が描くと思っていないからでしょう。

「1冊いかがですか」と私が奨める(売りつける?)と、それならサインをしてください、と言われるので、宛名(為書き)はどうしますか、と私が聞くと、これまた多くの人が、自分の子供の名を挙げるのです。ふつうの本の場合は本人の名前を書いてほしいというものですが、「絵本」だと、子供にあげたい(読ませたい)と思うのですね。

でも、絵本といってもお酒(ワイン)の本なので、この本は子供が読むものではありません。<R20>の、大人の絵本です。お間違いのないように。