Column[ 読みもの ]

日本のワインのこれからを考える 2019

2019年11月05日

官能審査員用のデスク

ヴィーニョ・ヴェルデ協会のビルの中にある官能審査用のスペースでは、長いカウンターのようなデスクが、たがいに隣席が見えないように、左右に白いパネルを立てたブースに区切られています。ひとつの長いデスクに、(ちゃんと数えなかったけれども)8つくらいの小さなブースがあったように記憶しています。

審査委員は、その中の空いている席に座ります。椅子はビニールレザーの事務用椅子。1人用のデスクの広さは、左右が60センチくらいで、奥行きはもう少し短かったと思います。

その狭い自分用デスクの上には、右側に1台のパソコンが置いてあります。左側には、ステンレス製の吐器が口を開けています。左右は白いパネルで頭の上まで仕切られていますが、正面のパネルは上端に平らな板が取り付けられていて、そこに(パネルの外側から)テイスティンググラスを置けるようになっていました。そのワイン置台の高さは、グラスを運んでくる係員の、顔は見えないが挙げた手先は見える程度、つまり、手を伸ばしてそこにグラスを並べるのにちょうどよい高さ、になっています。