Column[ 読みもの ]

日本のワインのこれからを考える 2019

2020年01月14日

ワインユーザー

みなさま明けましておめでとうございます。金持ち被告が脱走したり、大統領がテロ殺人を指示したり、滅茶苦茶なスタートを切った2020年ですが、このブログはいましばらく続けますので、今年もご愛読のほどよろしくお願いします。

さて、この数か月、ワインの官能審査や評価の仕方について考えてきましたが、私自身はつねに、ワインの評価はワインを買って飲む一般の消費者(ワインユーザー)が決めるべきものだ、と思ってきました。

ワインをめぐるもろもろの問題に深い知識と経験をもつ評論家や、一定の訓練を経てワインの評価に関する言語表現を身につけたソムリエのような有資格者は、一般のユーザーを啓蒙する存在として有効であることは確かですが、だからといって、自分が飲むワインの
評価を、彼らに委ねてしまう必要はありません。