Column[ 読みもの ]

日本のワインのこれからを考える 2019

2020年01月24日

TASTERS CLUB 2

会員は、自分が飲んだ日本ワインを、銘柄やヴィンテージ、試飲年月日、購入年月日と購入方法(場所)などを頭書に記したオリジナルの100点満点シート(JWシート)で採点し、そのデータを、本部(クラブ事務局)に送ります。本部には送られてきたデータを集計するセンターがあり、各銘柄&ヴィンテージごとに、全国から送られてくる採点結果を集積していきます。

ワインはユーザーが評価する、といっても、一般のワインユーザーには官能審査の経験がありません。もちろん、なにも知らなくても採点することはできますが、採点シートを見ただけでは、評価項目の言葉の解釈のしかたについても迷うことがあるでしょう。そこで、基本的なテイスティングのやりかたについて、月に1度(か2度?)送られてくる会員専用のメルマガで、国際ワインコンクールの審査などの経験が深い専門家に、点数のつけかたをレクチャーしてもらうのがよいと思います。あるいは「今月のワイン」を指定し、そのワインの評価を、会員と専門家で較べてみる。専門家に、どうしてその点数をつけたかを克明に解説してもらえば、自分の考えかたとの違いが(どちらが良い悪いかは別にして)明らかになってくるでしょう。

参考までに、OIVの100点満点シート(日本語訳)を添付します。