Column[ 読みもの ]

日本のワインのこれからを考える 2019

2020年01月31日

TASTERS CLUB 4

このユーザーによる評価システムを機能させるには、できるだけたくさんの会員を集めて、ビッグデータを集積する必要があります。そのためには相当な時間がかかりそうなので、十分な数の会員が集まるまでの期間、いかに運営していくかの知恵が求められるでしょう。私はこのシステムを漠然と夢想しているだけなので、誰かこの先を考えてくれる人はいないか……と期待しています。

ネット上のクラブを、テイスティング講習会や合同審査会などをおこなうことでリアルな世界と連携させることもできるでしょうし、ソムリエなどの資格と同様、投稿結果や実際の試験でWINE TASTERという資格を与える、資格ビジネスへと展開することも可能だと思います。誰か、よいアイデアを出してくれませんか。

1人1万円の会費、というのも、単なる思いつきです。3000人で3000万円、1万人で1億円……本部事務局を成り立たせるには、どのくらいの収入が必要でしょうか。東京マラソンには1回何万円も払って参加するランナーがたくさんいます。TASTERS CLUB のメンバーになることが、ワイン愛好家のハートをくすぐるような、うまい仕組みはないでしょうか。