Column[ 読みもの ]

玉村豊男ブログ『日本のワインのこれからを考える 2019』

2020年03月11日

日本ワインのこれから

日本ワインとは何か、という問題からスタートして、ブドウの品種について、ワインの評価についてなど、ときどき脱線しながら、この連載も、第1回の2019年3月12日から数えて、ちょうど一年になりました。「日...

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2020年03月06日

ワインツーリズム

卸売りをして全国に展開するほどの量はない。地元の酒屋さんでも売っていない。ワイナリーへ行かなければ、飲むことも買うこともできない……。小規模ワイナリーの販売戦略は、必然的に「ワイナリーまで来てもらう」...

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2020年03月03日

小規模ワイナリーのカルトワイン

日本のワイン産業は、いま急速に発展しています。その原動力は、10年ほど前からはじまった、ドメーヌ型の小規模ワイナリーの急増にあります。自分の畑でブドウを育て、そのブドウでワインを造る、自園自醸のインデ...

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2020年02月28日

高いワインでも平気な人

一方で、外国のワインを飲むことに慣れていて、高価なワインでも出費をいとわないワイン愛好家の層があります。バブルの頃から高いワインを飲んでいた熟年男性や、ワインを飲む生活様式を身につけたビジネスウーマン...

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2020年02月25日

安いワインからはじめる人

日本では、ワインを飲む人の数は、まだまだ限られています。世界では、それまでワインを知らなかった国がいったんワインを飲みはじめると、急速にその数が増えるものです。オーストラリアやニュージーランド、アメリ...

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2020年02月21日

ワイン会

私は、日本人がもっとたくさんワインを飲み、いろいろな国のワインを飲んでいるうちに日本でもよいワインが造られていることを知り、日本ワインには日本ワインならではの魅力があることに気づいて、日本ワインを愛飲...

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2020年02月18日

許容範囲

自然派ワインのファンはたくさんいます。時代の趨勢を考えると、今後もますます増えていくことでしょう。が、その自然派ワインを、大半の専門家は、評価の対象にできないでいるのです。 私は、日本の専門家の...

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2020年02月14日

マスター・オブ・ワイン

数年前、マスター・オブ・ワインの英国人ジャスパー・モリス氏が来日したとき、千曲川ワインバレーのワインをテイスティングしてもらったことがあります。マスター・オブ・ワインというのはワイン界における最高の称...

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2020年02月12日

病気と正常

できあがったワインに雑菌が入っていたら、それは「病気」であって、「正常」の範疇から逸脱している、と考えるのが近代の慣行です。世界が進めてきた近代化、工業化の価値観は、より効率の良い生産性を求めるので、...

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2020年02月07日

新しいワインの登場

自然派ワインにも、いろいろなものがあります。そもそも「自然派ワイン」の定義からして曖昧ですが、無農薬か減農薬で栽培したブドウを、できるだけ果汁にストレスを与えない方法を用いて自然(野生)酵母で発酵させ...

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