Column[ 読みもの ]

玉村豊男ブログ『日本のワインのこれからを考える 2019』

2019年11月12日

点数のつけかた

ヴィーニョ・ヴェルデ協会の官能審査に使われていたのは、OIV(国際ブドウ・ワイン機構Office International de la vigne et du vin)というフランスに本拠を置く国際...

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2019年11月09日

審査進行のシステム

官能審査の対象となるワインは、いくつあったか覚えていませんが、50種前後はあったでしょうか。審査委員席に座っていると、係員がワインを注いだグラスを運んできて、正面パネル上端のワイン置台に置いていきます...

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2019年11月05日

官能審査員用のデスク

ヴィーニョ・ヴェルデ協会のビルの中にある官能審査用のスペースでは、長いカウンターのようなデスクが、たがいに隣席が見えないように、左右に白いパネルを立てたブースに区切られています。ひとつの長いデスクに、...

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2019年11月01日

ヴィーニョ・ヴェルデ協会

ヴィーニョ・ヴェルデ協会は、トップが有力な政治家だそうで、毎年相当の予算をかけてこのコンテストを開いています。協会は、ポルトの中心部にあるクラシックな建物を自社ビルとして利用しており、そのワンフロアに...

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2019年10月29日

ポルトガルで

2016年4月、私はポルトガルのヴィーニョ・ヴェルデ協会に招かれて、イベントのゲスト審査委員として官能審査に参加しました。ヴィーニョ・ヴェルデ協会は、毎年国内のメーカーを対象にコンテストをおこなってい...

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2019年10月25日

ドイツの場合

既存の分野から審査委員を選ぶのではなく、ワインの鑑定を専門の職責とする、ワイン鑑定士の資格を定めている国もあるようです。ソムリエのような「売る人」でもなく、ワインメーカーのような「造る人」でもなく、醸...

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2019年10月22日

それぞれの見方

官能審査委員会の審査委員からワインメーカーを排除するという方針は、日本人の感覚からすれば、きわめて妥当なものと思われます。ワインを造る人たちが自分たちの造ったワインを評価する、と言えば、いかにも「お手...

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2019年10月18日

官能審査とワインメーカー

官能審査委員会のメンバーに、ワインメーカーは選ばれませんでした。自分が造ったワインを審査してもらう側がそれを審査する側に回ると、審査の公平性が失われる、というのが理由です。たしかに、消費者からすれば、...

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2019年10月15日

官能審査とソムリエ

長野県原産地呼称管理制度では、著名なワインジャーナリストや有名なワイン愛好家、ワインスクールの主宰者など、いわゆる「有識者」というジャンルで括られる「その道の権威」のほかに、ワインを販売する業者の代表...

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2019年10月11日

初期の試行錯誤

ワインの官能審査というのは、要するにブラインド・テイスティングです。申請によって 出品されたワインを(メーカーやブランドの名を伏せて)審査委員がテイスティングし、 色、香り、味わい、バランス……等...

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