Column[ 読みもの ]

玉村豊男ブログ『日本のワインのこれからを考える 2019』

2019年07月21日

フランス人の好み

コンコード、ナイアガラ、デラウェア……これらのラブルスカ系品種は、いうまでもなく「キツネ臭」がするのが特徴です。日本人の多くはこの香りが嫌いではなく、それどころか、ナイアガラのジュースなどは華やかな香...

>続きを読む

2019年07月17日

コンコード・ナイアガラ・デラウェア

コンコード、ナイアガラ、デラウェア……日本人には馴染のあるブドウの名前です。明治初年、フランスからヴィニフェラ種を輸入して根づかせるという政府が当初目論んでいた計画は、フィロキセラの流行だけでなく気候...

>続きを読む

2019年07月14日

ウェルチ博士

ニュージャージー州の医師ウェルチ博士は、教会の聖餐式に「発酵していないワイン」を使いたいと思い、自宅のブドウ園で栽培しているブドウの果汁を瓶に詰め、瓶ごと熱湯に浸けて発酵を防ぎました。これが今日まで1...

>続きを読む

2019年07月09日

フォックス・グレープ

ヴィニフェラ種でつくったワインにはない、ラブルスカ種でつくったワインだけにある、ある種の独特な芳香。これを彼らは、「フォクシー・フレイバー foxy flavor」すなわち「キツネの(ような)匂い=キ...

>続きを読む

2019年07月06日

キツネの匂い

それでは、なぜ、「ラブルスカ種ではおいしいワインができない」という暗黙の了解があり、なぜ、「ワインはヴィニフェラ種からつくる」ことが世界の常識になっているのでしょうか。 北アメリカに上陸したフラ...

>続きを読む

2019年07月02日

ワイン生産国の常識

さて、本の宣伝が終わったので、これまでの連載の続きに戻ります。話は、ヨーロッパ各地のブドウ畑がフィロキセラの被害で全滅したのを契機に、ヴィニフェラ種のブドウの穂木をアメリカブドウ(ラブルスカ種)の台木...

>続きを読む

2019年06月28日

大人の絵本

先週から、見本として版元から送られてきた『ぼくのワインができるまで』を何冊か、ヴィラデストのショップに並べて反応を伺いました。常連のお客さんや仕事の打ち合わせで訪れた関係者に本を手に取ってもらうと、パ...

>続きを読む

2019年06月25日

緊急広告!「ぼくのワインができるまで」

連載は品種に関する話の途中ですが、新刊が出たのでお知らせします。 『ぼくのワインができるまで』というタイトルの絵本が、東京書籍から刊行されました。2019年7月5日第1刷発行、となっていますが、...

>続きを読む

2019年06月22日

台木と穂木

ヴィニフェラ種のブドウはかならずアメリカブドウ(ラブルスカ種)の台木に接ぎ木をする、という方法はこのときに考え出され、危機にあったヨーロッパのワイン生産を救いました。 接ぎ木というのは、台木(根...

>続きを読む

2019年06月19日

フィロキセラ

アメリカ東海岸へのヴィニフェラ種植栽が失敗したのは、北部における冬の低温や南部における夏の高温と多湿だけが障害ではなく、実はフィロキセラという虫がおもな原因であることが、後になって分かりました。フィロ...

>続きを読む